究極ヴェルダンディの評価についてまとめてみた。
あらかじめ書いておくと、筆者は生粋のヴェルキチである。
ずっと使い続けてきたので、ヴェルダンディの良し悪しはわきまえているつもりである。
究極進化の検証に入る前に、まずは現状のヴェルダンディの能力を振り返ってみたい。
●ヴェルダンディの特徴
メリット
・HP補正がかかるリーダースキルなので、バランスタイプでありながら、体力タイプのようなステータスになる。
・スキルの3色回復陣は攻撃と回復を兼ね備えており非常に優秀。サブによっては攻撃力をさらに高めて高火力を出せる。
・木属性の2体攻撃持ちのキャラは変換スキルを持っており、次々にドロップを生み出し休みなく攻撃できる。
・低難易度のダンジョン周回では、ポチポチを除けば最速レベル。
・サブとして起用した場合、スキルの陣と良ステータスが非常に有用。
デメリット
・最大のデメリットは「リーダーにしてダンジョン攻略ができない」ということである。以下その理由。
・HPに比して回復力が足らず、耐久はできない。あくまで「一発受けられる」にとどまる。
・高HPの弊害として、割合ダメージ、毒ダメージに弱い。
・操作延長が皆無のパーティ編成になることが多く、平均5~6コンボがやっと。
・バインドに弱い。特にリーダーをバインドされるとHPが半分になってしまい、すぐにバインド回復したとしても2万超のダメージを食らったのと同じ状況になる。対策も、最近の4~5ターンバインドに対応できるのは木属性ではセレスのみとなる。ヴェルダンディの最大の弱点のひとつ。
・スキル封印に弱い。木属性はスキル封印2個持ちがペルセウスのみだが、ペルセウスが2体攻撃を持っていないため火力が下がる。そのほかスキル封印持ちのギリアム、木諸葛はHPの倍率がかからないため、封印完封を目指すと何かしらの代償を支払うことになる。
・バインド、スキル封印両方に対応できない。
・火力が最大3.3倍となるため、2体攻撃やエンハンスで火力補強しないとダンジョン攻略が難しいが、そうすると前述したバインド、スキル封印にも対応できなくなる。
・サブとして起用する場合、木属性で現在メインとなっているバステトパでは3色陣での4個消し7コンボが組みづらい場合がある。他にいいキャラもどんどん追加されており、必須ではなくなってきている。
・リーダーとしても、ゴンやかぐやを使ったほうが早くて高火力のため、周回パーティですら使われなくなってきている。
こんな感じではなかろうか。
ということで、個人的な究極ヴェルダンディの究極進化希望は、下記の3つだった。
周回特化型リーダーとして
・LS最大3.5倍、覚醒に何でもいいから1個追加。
ダンジョン攻略もできる汎用性の高いリーダーとして
・LS変更なし、覚醒に封印耐性追加、もしくはバインド耐性2個追加、他は列じゃなければなんでもいい。
有用なサブとして
・LS変更なし、覚醒に2way、もしくは指追加。他は列じゃなければなんでもいい。
しかし、実際の内容は・・・
・HP100UP
・攻撃力50UP
・回復力50UP
・スキルブースト追加
・木ドロップ強化追加
・操作延長追加
である。
過去、星5フェス限の究極進化として、赤ソニア、白メタがあるが、あちらは覚醒1つ追加、リーダースキル上方修正だった。
今回は前回の赤おでんなどと同じ、覚醒のみが複数追加されるパターン。
これは分岐究極での強化のされ方を踏まえると、リーダーとしての運用を想定=LS変更型、サブとしての運用を想定=覚醒3個追加型、といったことなのだろう。
つまり、ヴェルダンディはサブで使え、という運営様からのメッセージである。
この時点で、自分のような、どうしてもヴェルダンディをリーダーで使っていきたいとするユーザーは門前払いである。
この部分は今後、どうやっても修正はされないであろうと思うので、諦めるほかない。
ということで、サブとして起用する際にどうなのか、という観点で進化内容を見ていきたい。
ステータスアップはまあ大体平均総量200~300なのでいつもどおり、バランスタイプなのでバランスよく振り分けた格好でまあいいとする。
それでは覚醒はどうか。
【スキルブースト追加】
これは良くもなく悪くもない、無難な強化。
スキルブーストはあっても困るものではないが、長期戦を強いられるダンジョンでは、スキル溜めなおしのフェーズにはいるとスキルブーストは無駄な枠と化すので、いまいちな面もある。
いっぽう、それでもしつこくリーダーでも使いたい場合、オシリス4体つめたオシリスループを初手から放つことができ、脳死周回が可能となる。これが一番の利点。オシリス自体の強化もあり、ヴェル究極により新しくできるようになったパーティである。
ヴェルのテンプレとなる劉備も初手から使えるようになるが、劉備が初手から必要になる局面は現状どこにもなく、今後も想定しづらいため、あまり有用とはいえない。
【木ドロップ強化追加】
ここが一番評価の分かれるところである。
自分はこの部分に関して、非常に不満。
木ドロップ強化1つ追加により、強化ドロップ消しの倍率がプラス5%される。
5%である。
強化ドロップを消したときの倍率が5%アップは、果たしてどれほどのインパクトがあるといえるだろうか。
単純に倍率のみを計算すると強化ドロップのほうが全体火力が上がりそうな気もするが、2wayや列と違って、「強化ドロップを消したときの倍率」であることに注目したい。
盤面に強化ドロップつきの木ドロップだらけで、それをしっかり分割してたくさんコンボする、ということを毎回できるのならば、それは強いかもしれない。
しかし、実際は、変換や陣などで大量に生み出したドロップには、強化がついていないことが多い。
実際には5%以下の価値しかないといえる。
そして、火属性のホルスやシヴァのように、少ないターンでドロップ強化をしてくれる強いキャラが、木属性にはいないことにも注意が必要(現状アルマデルが一番強い)。
スキルに陣を持つヴェルダンディと木ドロップ強化は、実はあまりかみ合っていない。
もちろん、強化されていないわけではなく、若干だが火力は上がっている。
しかし、もともと2個もついている覚醒である。
列よりはマシにしろ、まだお邪魔耐性、毒耐性、暗闇耐性のほうが良かったとまで思えるレベルの超微妙な強化である。
余談だが、オシリスループで周回時、強化ドロップが外れて火力がものすごく下がる事故が起こりうる。2wayやLS強化ならこの問題も無くなる。
【操作延長追加】
これは完全にバステトでの利用を見込んだ追加のようだが、ヴィシュヌやカエデ、オシリス、かぐや姫にいたるまで、ヴェルダンディよりも使い勝手のいい性能やスキルを持った指持ちキャラが他にもたくさんいる中で、あまりインパクトは無い。
リーダーとして使う場合はもともと高速周回に特化していたこともあり、指はまったく必要が無い。
そもそもダンジョン攻略型リーダーとしての性能はまったく見込んでいない究極の内容なので、無駄ではないが、有用でもない。
というわけで、自分の評価を総合すると、「あまり変わっていない」である。
「あまり変わっていない」ものが、究極進化、でいいのかな、と。上方修正でよくない? と思ってしまう。
パズドラの究極進化では、劉備、クリシュナ、カーリー、アメノウズメなど、それまでの使い勝手がガラッと変わり、またいろいろな楽しみが増えることが多いので、ヴェルダンディの進化は、 元々持っていたヴェルダンディの弱点がまったくカバーされていないばかりか、徐々に廃れていっている状態にもかかわらず、ほんのちょっと隠し味程度に強化しただけの性能にとどまってしまっているので非常に残念だった。
ドロップ強化の記事にも書いたが、今度もし、ドロ強パーティみたいなものが組めるようになったら、ヴェルダンディのドロ強3つにスキブ2つ、封印耐性1つという覚醒は非常に活きて来るとは思う。
運営の最近の動きを見ても、ようやくドロップ強化推しフェーズっぽいので、今後、たとえば木属性のアヌビスみたいなキャラが出てきてくれたらいいなと思う次第。
あらかじめ書いておくと、筆者は生粋のヴェルキチである。
ずっと使い続けてきたので、ヴェルダンディの良し悪しはわきまえているつもりである。
究極進化の検証に入る前に、まずは現状のヴェルダンディの能力を振り返ってみたい。
●ヴェルダンディの特徴
メリット
・HP補正がかかるリーダースキルなので、バランスタイプでありながら、体力タイプのようなステータスになる。
・スキルの3色回復陣は攻撃と回復を兼ね備えており非常に優秀。サブによっては攻撃力をさらに高めて高火力を出せる。
・木属性の2体攻撃持ちのキャラは変換スキルを持っており、次々にドロップを生み出し休みなく攻撃できる。
・低難易度のダンジョン周回では、ポチポチを除けば最速レベル。
・サブとして起用した場合、スキルの陣と良ステータスが非常に有用。
デメリット
・最大のデメリットは「リーダーにしてダンジョン攻略ができない」ということである。以下その理由。
・HPに比して回復力が足らず、耐久はできない。あくまで「一発受けられる」にとどまる。
・高HPの弊害として、割合ダメージ、毒ダメージに弱い。
・操作延長が皆無のパーティ編成になることが多く、平均5~6コンボがやっと。
・バインドに弱い。特にリーダーをバインドされるとHPが半分になってしまい、すぐにバインド回復したとしても2万超のダメージを食らったのと同じ状況になる。対策も、最近の4~5ターンバインドに対応できるのは木属性ではセレスのみとなる。ヴェルダンディの最大の弱点のひとつ。
・スキル封印に弱い。木属性はスキル封印2個持ちがペルセウスのみだが、ペルセウスが2体攻撃を持っていないため火力が下がる。そのほかスキル封印持ちのギリアム、木諸葛はHPの倍率がかからないため、封印完封を目指すと何かしらの代償を支払うことになる。
・バインド、スキル封印両方に対応できない。
・火力が最大3.3倍となるため、2体攻撃やエンハンスで火力補強しないとダンジョン攻略が難しいが、そうすると前述したバインド、スキル封印にも対応できなくなる。
・サブとして起用する場合、木属性で現在メインとなっているバステトパでは3色陣での4個消し7コンボが組みづらい場合がある。他にいいキャラもどんどん追加されており、必須ではなくなってきている。
・リーダーとしても、ゴンやかぐやを使ったほうが早くて高火力のため、周回パーティですら使われなくなってきている。
こんな感じではなかろうか。
ということで、個人的な究極ヴェルダンディの究極進化希望は、下記の3つだった。
周回特化型リーダーとして
・LS最大3.5倍、覚醒に何でもいいから1個追加。
ダンジョン攻略もできる汎用性の高いリーダーとして
・LS変更なし、覚醒に封印耐性追加、もしくはバインド耐性2個追加、他は列じゃなければなんでもいい。
有用なサブとして
・LS変更なし、覚醒に2way、もしくは指追加。他は列じゃなければなんでもいい。
しかし、実際の内容は・・・
・HP100UP
・攻撃力50UP
・回復力50UP
・スキルブースト追加
・木ドロップ強化追加
・操作延長追加
である。
過去、星5フェス限の究極進化として、赤ソニア、白メタがあるが、あちらは覚醒1つ追加、リーダースキル上方修正だった。
今回は前回の赤おでんなどと同じ、覚醒のみが複数追加されるパターン。
これは分岐究極での強化のされ方を踏まえると、リーダーとしての運用を想定=LS変更型、サブとしての運用を想定=覚醒3個追加型、といったことなのだろう。
つまり、ヴェルダンディはサブで使え、という運営様からのメッセージである。
この時点で、自分のような、どうしてもヴェルダンディをリーダーで使っていきたいとするユーザーは門前払いである。
この部分は今後、どうやっても修正はされないであろうと思うので、諦めるほかない。
ということで、サブとして起用する際にどうなのか、という観点で進化内容を見ていきたい。
ステータスアップはまあ大体平均総量200~300なのでいつもどおり、バランスタイプなのでバランスよく振り分けた格好でまあいいとする。
それでは覚醒はどうか。
【スキルブースト追加】
これは良くもなく悪くもない、無難な強化。
スキルブーストはあっても困るものではないが、長期戦を強いられるダンジョンでは、スキル溜めなおしのフェーズにはいるとスキルブーストは無駄な枠と化すので、いまいちな面もある。
いっぽう、それでもしつこくリーダーでも使いたい場合、オシリス4体つめたオシリスループを初手から放つことができ、脳死周回が可能となる。これが一番の利点。オシリス自体の強化もあり、ヴェル究極により新しくできるようになったパーティである。
ヴェルのテンプレとなる劉備も初手から使えるようになるが、劉備が初手から必要になる局面は現状どこにもなく、今後も想定しづらいため、あまり有用とはいえない。
【木ドロップ強化追加】
ここが一番評価の分かれるところである。
自分はこの部分に関して、非常に不満。
木ドロップ強化1つ追加により、強化ドロップ消しの倍率がプラス5%される。
5%である。
強化ドロップを消したときの倍率が5%アップは、果たしてどれほどのインパクトがあるといえるだろうか。
単純に倍率のみを計算すると強化ドロップのほうが全体火力が上がりそうな気もするが、2wayや列と違って、「強化ドロップを消したときの倍率」であることに注目したい。
盤面に強化ドロップつきの木ドロップだらけで、それをしっかり分割してたくさんコンボする、ということを毎回できるのならば、それは強いかもしれない。
しかし、実際は、変換や陣などで大量に生み出したドロップには、強化がついていないことが多い。
実際には5%以下の価値しかないといえる。
そして、火属性のホルスやシヴァのように、少ないターンでドロップ強化をしてくれる強いキャラが、木属性にはいないことにも注意が必要(現状アルマデルが一番強い)。
スキルに陣を持つヴェルダンディと木ドロップ強化は、実はあまりかみ合っていない。
もちろん、強化されていないわけではなく、若干だが火力は上がっている。
しかし、もともと2個もついている覚醒である。
列よりはマシにしろ、まだお邪魔耐性、毒耐性、暗闇耐性のほうが良かったとまで思えるレベルの超微妙な強化である。
余談だが、オシリスループで周回時、強化ドロップが外れて火力がものすごく下がる事故が起こりうる。2wayやLS強化ならこの問題も無くなる。
【操作延長追加】
これは完全にバステトでの利用を見込んだ追加のようだが、ヴィシュヌやカエデ、オシリス、かぐや姫にいたるまで、ヴェルダンディよりも使い勝手のいい性能やスキルを持った指持ちキャラが他にもたくさんいる中で、あまりインパクトは無い。
リーダーとして使う場合はもともと高速周回に特化していたこともあり、指はまったく必要が無い。
そもそもダンジョン攻略型リーダーとしての性能はまったく見込んでいない究極の内容なので、無駄ではないが、有用でもない。
というわけで、自分の評価を総合すると、「あまり変わっていない」である。
「あまり変わっていない」ものが、究極進化、でいいのかな、と。上方修正でよくない? と思ってしまう。
パズドラの究極進化では、劉備、クリシュナ、カーリー、アメノウズメなど、それまでの使い勝手がガラッと変わり、またいろいろな楽しみが増えることが多いので、ヴェルダンディの進化は、 元々持っていたヴェルダンディの弱点がまったくカバーされていないばかりか、徐々に廃れていっている状態にもかかわらず、ほんのちょっと隠し味程度に強化しただけの性能にとどまってしまっているので非常に残念だった。
ドロップ強化の記事にも書いたが、今度もし、ドロ強パーティみたいなものが組めるようになったら、ヴェルダンディのドロ強3つにスキブ2つ、封印耐性1つという覚醒は非常に活きて来るとは思う。
運営の最近の動きを見ても、ようやくドロップ強化推しフェーズっぽいので、今後、たとえば木属性のアヌビスみたいなキャラが出てきてくれたらいいなと思う次第。